tanukichi blog

タヌキチの日々雑感

MVNOのメリットとデメリットを考えてみる

f:id:tialog:20160228210023j:plain

MVNO(Mobile Virtual Network Operator)とは仮想移動体通信事業者のこと。

横文字でも感じでもなんかかっこいい響きです。まぁ、仮想移動体通信事業者と漢字で言われてもイマイチわからないですよね。

要はdocomoとかauの通信網を使用してモバイルネットワークに接続するサービスを提供する会社の事。固定回線でいえばプロバイダーみたいなイメージ。

 

というわけでそのMVNOのお話。

 

かくいう私も現在MVNOを契約しており、SIMフリーのiPhone6sで使用しています。なぜMVNOなのかと言えばそのメリットはコストにつきると思います。一般的なMVNOの相場でいうと電話回線+データ通信(高速通信3GB程度/月)で1800円くらいですかね。電話回線というのは090や080から始まる電話番号の事。このオプションがなしのデータ通信だけであれば500円を切るプランもあります。

これは普通に契約した際のドコモやauに比べればかなりやすい。ドコモの例でいえば、

基本料金(かけ放題)1700円+データ通信(5GB)5000円+SPモード300円

大体7000円程度はかかってしまうと思います。

 

というわけで私はOCNを使用しています。コストは上記の通り5000円/月は節約できます。しかしながら、もちろんデメリットもあります。わたしが思う主なデメリットは下記の通り。

  1. 契約は基本的にインターネット経由の為、ある程度知識がないと難しい。
  2. サポートが手薄(端末の保険や操作方法は基本的には教えてくれない)。
  3. 通信量をある程度やりくりしないといけない。
  4. 通信会社の回線を間借りしているので通信が集中する時間に通信速度が落ちる。

1については特に初心者は難しい。MVNOを契約するならSIMフリーの端末を購入するところから始まります。また、SIMフリー端末の知識もある程度必要になります。ただ、最近は端末と回線のセット売りもありますので、家電量販店で契約すればそこまで難しいこともありません。

2については書いてある通りで、大手キャリアだと端末の操作方法等はキャリアのショップ(ドコモショップ等)に行けば手取り足取りで教えてくれるんですが、MVNOはそうもいかないのです。そもそもドコモショップのような実店舗がないのでサポートは電話やインターネットになります。そうなると、端末に疎いとなかなか厳しいでしょう。また、端末の保険についても大手キャリアは故障すれば代機を貸してもらえたり、格安で端末の保険にはいったりと手厚いですがそれも期待できません。

3についてはもちろん高速通信容量が多いプランを選択すれば問題にはなってきませんが、せっかくのコストメリットを優先するなら、3GB/月程度のプランで運用するのが良いでしょう。そうなると通信容量が気になってきますし、オーバーしてしまうと通信できないことはないですが低速通信は正直使い物になりません。

4はMVNOの最も弱いところですね。大手キャリアの回線等を間借りするためどうしてもキャリアと契約する回線よりも優先度が低いのか通信料の多くなる昼時の時間は速度が極端に落ちたりします。イメージとしては大手キャリア回線が3車線道路ならそのうちの1車線を使うのがMVNOなので渋滞が発生しやすい。混雑時間でもキャリア回線契約であればの残り2車線を使用できるので違いが出てきます。

 

とまぁそんなデメリットがありますが、うまくMVNOと付き合うことが出来ればかなりのコストメリットを享受できるわけです。

 

わたしが上記デメリットを少なくしているためにしているのが、

  1. 外出中のブラウザにGoogle Chromeを使用
  2. 端末にiPhoneを選択する

この2点です。

1のGoogle Chromeにはデータセーバーという機能がありまして、通信データ量が通常の半分程度になります。これによってデメリットの3~4あたりは克服できます。まぁ制限後はGoogle Chromeの読み込みでも厳しいですが・・・

2端末にiPhoneを選択するというのはサポートの面です。iPhoneを選択すると全国のAppleストアでサポートを受けられます。もちろん都市部でないと厳しいですが、iPhoneはそういった意味で安心できます。

 

というわけで、私はMVNO+iPhoneでの使用をしています。デメリットもありますが、それを上回るコストメリットで十分快適です。